妊娠中の食生活

その他の食事の注意

まずは妊娠中毒症の予防に有効な食事です。妊娠後期にかかりやすいのが妊娠中毒症で、妊娠による変化に母体が適応できない時に起こる中毒症状の一種と考えられています。

 

食事では塩分、水分、カロリーを抑えたもので、特に脂肪分については動物性タンパク質を控えるようにするのが賢明です。

 

もちろん医師の判断によって症状に対する治療も行なわれますが、やはり基本は安静にすることと食事で、未然に防ぐに越したことはありません。

 

次はストレス解消に役立つ食事です。ストレスは妊婦にとっては大敵で、お腹の赤ちゃんにも悪影響を与えてしまいます。特に仕事を持っている妊婦は要注意で、こうしたイライラ感に対してはカルシウムやビタミンの補給が効果的となり、疲労感にはビタミンを欠かさず補給するようにして、予防と改善に努めましょう。

 

不眠も妊婦にはつきもののようで、実はこれは本能的な反応でもあり、産後は母親として授乳のために起きていなければならないことに慣らすための反応なのです。

 

昼寝をして総合的に睡眠時間を確保すればいいのですが、ミルクでつくったココアを寝る前に飲むとグッと効果的です。

 

又、必要以上の体重増加に対しては、動物性脂肪や糖分の調整が効果的で、更に、間食類の洋菓子やスナック菓子を意識的に控えることでかなりセーブできるはずです。