妊娠後期の食事
妊娠後期になると胃は子宮に圧迫された状態になるので、食べてもすぐにお腹がいっぱいになる傾向があります。そんな時は無理に一度にたくさんの量の食事を摂らずに、何回かに分けて少量ずつ食べればいいのです。
妊娠後期では赤ちゃんの骨の発育のために加えて、特に分娩時には出血もありますから鉄分、良質なタンパク質、カルシウムを十分に摂ることが大切です。
普段よりも1日当たり500キロカロリーも更に栄養が必要になりますが、その内容についてはバランスの良い食事をすることがポイントです。
ここで注意しなければならないのは水分、塩分の摂り過ぎということで、実は妊娠後期は特にのどが渇きやすくなるという傾向があり、妊娠中毒症を招かない控えめにしたほうが賢明です。
水分は1日に1500mlが目安となりますが、果物などを食べても当然水分がかなりあり、こうした分にも注意をすることが必要です。ちなみにリンゴ1個に約150mlの水分が含まれています。
コツとしては利尿効果が高いカリウムを多くふくむ食品を組み合わせることで水分過多を抑制できるということで、カリウムを多く含む他の食品ではキュウリやスイカなどの瓜類があります。
塩分を控えるには普段の料理の味付けを薄くするのも有効ですが、むしろ加工食品や外食の頻度の方が影響力が大きそうなので注意してください。