妊娠中の食生活

妊娠初期の食事

妊娠して1か月~3か月の初期段階での食事ですが、ここでは初期流産を防ぐための役割を果たす黄体ホルモンの成分になるものを摂る必要があります。

 

黄体ホルモンはタンパク質とコレステロールによって生成されるので、基本となる食材は牛乳と卵です。量としては1日当たり牛乳をコップ1杯と卵1個あれば十分なので無理なく続けられると思います。

 

その他に必要なのはビタミンA、B、Cと鉄分で、ここで注意したいのは、鉄分の吸収を阻害するタンニンという成分があるのですが、これがコーヒーやお茶に含まれているということで、食事時のお茶の飲み物過ぎ等には気をつけてください。コーヒーやお茶は食事とは別に時間をずらして飲めば問題ありません。

 

逆に野菜や果物でビタミンCを摂ることは鉄分の吸収を助けるので、食事での組み合わせとしては最適となります。

 

次は便秘対策で、妊娠初期では子宮が大きくなることから腸が圧迫されて便秘になりやすいのです。食物繊維の豊富な海藻や野菜を食べることができれば理想的ですが、つわりなどで思うように食事が取れない時は、ファイバードリンクを飲むのも効果的です。

 

むやみに便秘薬を使用するのは極力避け、便秘が改善されない時は医師に相談するようにしましょう。